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遺言書の内容

最近、立て続けに、同じようなことがありました。

ラジオをお聞きになって、遺言を作りたいと来られた女性の方です。

一人の方は、すでに2回、公正証書遺言を作っておられます。最初に作った遺言は専門家に相談して作ってもらったものでしたが、完成した遺言を家に帰って見直すと、自分の言っていないことが書いてあるといって不安になり、今度は公証役場に直接いって、また作りなおしてもらったところ、まだ自分の言っていないことが書いてあるので、不安でたまらないというご相談です。

最初の遺言には、自分で列挙した財産のほかに「その他一切の財産」という文言と「遺言執行者に●●司法書士法人を指名する」という文言が自分の知らない間に書かれているということで不安になったそうです。公証役場で作り直してもらった遺言には遺言執行者は記載がありませんでしたが、やはりまだ「その他一切の財産」という文言がはいっており、一切財産を取られるのではないかと不安だというのです。

遺言執行者の意味と「その他一切」という文言は必要なんですということや、おひとりさまの相談者の方には、遺言執行者が必要であることを一生懸命わかりやすく説明したところ、「あーそうだったんですか。やっと意味がわかりました。先生ありがとう。やっぱり来てよかった」とおっしゃったので、当事務所を遺言執行者にしてもらうことで再度公正証書を作り直すこととしました。後日、公正証書の文案をご自宅にお送りすると・・・「先生を信頼してお願いしたのに、また前の遺言と同じことが書いてある。もう結構です!!」ととりつくしまもなし・・・???

こんなことも一度なら、気にならないのですが、その後、また別の女性の依頼者も同じようなパターンです。「家に帰って文案をよく読んだら、自分が言っていないことが書いてある。そんなことならもう結構です」 このかたは株とか有価証券とか一切持っていないのに、「その他一切の金融資産」という言葉がはいっているのが不審だとか。

依頼者の思いを遺言にして相続発生後に確実に実行するために、遺言の常套文句というのがありますし、いろいろな場面を想定していろいろと書いてあげるのは専門家の務めだと思うのですが、どうして理解してもらえないんだろう・・・

これから高齢化社会が進むなか、高齢者のかたの法律問題のお役に立ちたいと思うけれども、依頼者と信頼関係を築いていくのは、なかなか難しいなと思ってしまいます。

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