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近所の食品スーパーが・・・

ちょっと買い忘れた調味料を家の近所の食品スーパーで買おうと思ったら、年中無休のはずなのに、シャッターがおりたまま・・

貼り紙がしてあり、読んでみると、「突然ですが本日破産申し立てしました・・・弁護士●●」のお決まりの通知文。いつ行ってもあまりお客さんがいなくて、生鮮食料品はあまり買う気にならなかったけど、なくなると結構ショックです。このスーパーも廃業したくてもできずに、ずっと自転車操業でやりくりをしていたんだろうなと想像されます

何年か前に、食品スーパーを経営する会社の任意整理をやったことがあります。優良部門だけを残して、赤字部門の食品スーパーだけを整理するという結構アクロバットな整理でしたが、そのときのドタバタをちょっと思い出しました。

単なる廃業なら閉店セールをしたり、取引先にも事前に連絡して注文を止めたりするのですが、破産や破産に近い整理の場合には、閉店は関係者に対して突然の告知となります。そのためには、一部の幹部を除き従業員にもぎりぎりまで知らせませんので、閉店の前後はいろいろなトラブルが予想されます。閉店の日を「Xデー」と定めて事前に周到な準備をします。。

店頭の在庫商品などは卸業者が引き揚げに来ると収拾がつかなくなるため、弁護士を張り付けて対応したり、ポイントカードはどうしてくれるのという一般消費者からのクレームの対応から、なんとか在庫商品をできるだけ高値で処分して、配当原資を確保したりと、任意整理ならではの苦労を思い出しました。

破産であれば、閉店と同時に裁判所に申し立てて管財人を選任してもらい管財人の管理になるので、代理人としてはドタバタはするけれど、管財人にバトンタッチすれば一安心というところでしょう。

貼り紙というのは、破産や整理の際にはつきもので、仕事上見慣れたものではありますが、身近なところでそれをみるというのは結構インパクトがありました・・・

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