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住宅ローンが払えない6

本日の朝日新聞(全国)の生活面「お財布サバイバル」という特集記事で、住宅ローンが払えない問題で取材があり、コメントしました。

住宅ローンが払えなくなった場合、何が原因で住宅ローンが払えないのか、冷静に分析する必要があります。住宅ローンが支払えないのは、住宅を購入した時の予想に反して収入が減ってしまったので支払えないのか、収入は計画通りだけれども住宅ローン以外の借金が膨らんでしまって住宅ローンも払えなくなってしまったのか。後者であれば、民事再生を利用して、住宅ローン以外の借金を原則として5分の1に圧縮して3年の分割払いすることできますので、住宅を手放さずに済む場合があります。

そもそも収入が下がってしまって住宅ローンが払えないのであれば、今後収入が増える見込みがあるのであれば、住宅ローンの金融機関の窓口に相談に行って元金据え置きなどのリスケジュール(返済計画の見直し)をしてもらうことも可能です。しかし、住宅の時価が住宅ローンの残債務よりも大きく下回っている(オーバーローン)場合、無理をして住宅ローンを支払う価値があるのかよく考える必要があります。元金を据え置きしてもらうなどして返済期間を延長すると確かに目先の支払い金額は減りますが、長い目で見れば支払う金額が増えますのであくまでも緊急避難と考えるべきです。

今後の見通しが不透明なのであれば、住宅を手放すことも選択肢の一つとして考えてください。

オーバーローンの物件を売却することを「任意売却」といいます。抵当権を持っている金融機関(保証会社)と交渉して、売買代金が残債務に満たない場合でも抵当権を解除してもらうことができます。任意売却をてがけている不動産業者はネット検索するといろいろでてきますし、競売になったあとで多数の業者が営業をかけてくるようですので、どの業者に頼めばいいのかわからないという声も聞きます。

多額の引っ越し代を支払いますということを最初から約束してくる業者は怪しいと思います。担保権者が債務者の引っ越し代として認めるのは20万円程度ですし、これも確約できるものではありません。したがって、最初から100万円約束しますというような業者を信頼してはいけません。

任意売却をすることもメリットは競売だと近所の人に知られる可能性が高いけれども、任意売却だと人に知られずにすむことです。

任意売却をしても、売却代金がローンの残債務に満たない場合には、残債務の処理が必要になりますので、住宅ローンが払えずに住宅を手放す場合でも弁護士に相談してください。

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