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総量規制完全施行後の状況

6月18日から改正貸金業法が完全施行され、貸金業者からの借入総額を年収の3分の1に制限するという「総量規制」が実施されました。

貸金業者から借り入れのある人の過半数がすでに借入額がオーバーしているといわれています。その数は700万人ともいわれていますが、もう借りられなくなったらどうなさるのか。

週末に梅田のヨドバシカメラの近くの歩道を歩いていると、「ショッピング枠の現金化」という看板を掲げた人がいっぱいいました。キャッシングの枠は制限されてもショッピングの枠があいているからこれをお金に換えるお手伝いをするのでしょう。

先週の金曜日はラジオ関西で、今日はFM大阪の番組で生出演して、この話をしました。

これ以上借金を増やさないでください。ショッピングの枠も有限です・・・いつかは行き詰まります。そのときにショッピング枠の現金化をしたことがとても重荷になります!!」

このことを大にしていいたいです。

ところで、先日出版した「カード&住宅ローン危機脱出マニュアル」(主婦の友社)が書店でどんな扱いになっているのか気になって週末にあちこちの本屋に行きました。

紀伊国屋梅田店では、暮らしの法律のコーナーで一番手前に平積みにしていただいていましたが、同じコーナーに 「サラ金殲滅」(須田 慎一郎著)と「サラ金全滅」(笠虎祟著)が並べておいてありました。どちらも総量規制にあわせて出版された本です。

「サラ金殲滅」はかなり興味深く、一気に読みました。私は債務者の方々と直接に接していますが、多重債務に陥る仕組みの分析も的確です。業界や行政の事情というのがよくわかりました。業界が今後どのような形のビジネスを展開していくのかの予想も私が肌で感じていることと同じだったので共感しました。

一方の「サラ金全滅」は業界の立場で書かれている本でした。

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