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返し渋り

きのうKBS京都ラジオで収録をしてきたのですが、改正貸金業法の完全施行にむけての新たな動きという話題の中で、過払い金の「返し渋り」というお話しをしました。

新聞記事などでは、グレーゾーン金利の廃止と総量規制により、これまでグレーゾーン金利で借りていた人が新たな借入ができなくなるとか、自己破産が増えることが予想されると報道されています。私の印象では、最近になって、貸金業者がなりふりかまわず、過払い金の「返し渋り」を始めたというのが実感です。

平成18年の最高裁判決以後、過払い金の返還請求が本格的に始まり、当初は、過払い金算出の計算方法についていろいろな法的な論点がありながらも、貸金業者は比較的すんなりと過払い金の返金に応じてきました。平成20年ころには、中小の業者が廃業する動きが加速しましたが、大手業者は「金持ち喧嘩せず」という姿勢でやってきました(これは某大手消費者金融の過払い責任者の実際の発言です)。

大手業者であれば簡単にそこそこの金額の過払い金を返してくるとばかりに、弁護士や司法書士がCM攻勢をかけて大量に潜在的な顧客を掘り起こした結果、過払い金返還が高止まりし、改正貸金業法の施行による市場縮小が予想される中、業者も対策に必死です。

去年の秋ごろからは、大手業者もなりふりかまわず「返し渋り」路線に方向転換し、ありとあらゆる手段で金額の値切り圧力、引き延ばし戦術を駆使してきます。

当事務所としては、流されることなく、粛々と手続きを進めて行くのみです。

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