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2009年8月

みんなに知ってもらいたい!!

今日岡山で借金問題のセミナーを行いました。

ご相談に来られた方からとてもショックな話を聞きました。開口一番「先月職場の同僚が借金が原因で首つり自殺したんです」とおっしゃいました。そして「もし今日のセミナーがもう1カ月前にあったら、弁護士に相談することを教えてあげることができたのに・・・」とおっしゃいました。

そのように話し始めたその方も大手消費者金融5社から合計350万円の借金がありました。でもどれももう20年くらい返済と借入を繰り返しておられ、明らかに「過払い」の状態であり、350万円の借金が0になった上に、数百万円の過払い金が戻ってくることが明らかだと思いました。その方の借金問題は事実上今日解決したのも同然です。そのように申し上げると、

「自分もいずれ返せなくなって首吊ることになるのかなって思いました」とおっしゃいました。

今日、岡山でセミナーをしてよかったと心の底から思いました。一人の命を救えたという実感がしました。一方、「もう1か月早く実施していれば」という忸怩たる思いもあります。

借金問題は人の命にかかわる問題です。弁護士に相談することで救える命がある。

「私ができることを精一杯やりたい。それが私が生きている証でもある」 心の底からそう思います。

先週週刊ダイヤモンドの過払い金回収ランキングに名前を載せられたことに対してちょっと複雑な気持ちを持ちましたが、吹っ切れました。

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司法の役割

大阪高裁の判例がニュースで大きく取り上げられていました。借家の更新料の条項が消費者を一方的に害するもので無効と判断され、すでに払った数十万円の返還を家主に命じるものです。

消費者金融のグレーゾーンの過払い問題もそうですが、当事者間で合意した約束でも「強行法規」に違反していれば無効となる可能性があります。

裁判所はなかなか「画期的な」判決を出したがらないものですから、このような判例を勝ち取られた弁護団の方々には敬服します。

三権分立の仕組みの中で、司法の役割は、当事者間の紛争を解決するために事後的に法律に基づいて、個々のケースについて判断するものです。あくまでも個々のケースについての判断ですから、この判決が出たからと言ってすべてのケースに該当するというわけではありません。

しかし、最高裁判所が判決の理由の中で一般的な基準を示すことがあり、その場合は、事実上すべての裁判所はその判断に従うことになりますので、裁判所が「法律の解釈」といいながら、事実上法律の内容を補充して新たな法律を作ったのと同じような状況になるわけです。

グレーゾーン金利を有効とするのも無効とするのも、更新料の約束を有効とするのも無効とするのも、最高裁の考え次第といっても過言ではありません。

司法は国民からもっとも遠い存在であるから、国民に最も近い立法に遠慮して「謙抑的」であるべきだが、立法の積極的な権限行使が期待できない場面では少数派の人々や立場の弱い人たちの権利を守るために積極的に判断を下すべしというテーゼがあります。

多重債務が社会問題化する中、国会がなかなか抜本的な対策を出せないのに最高裁がグレーゾーン金利を実質的にすべて無効と宣言した判決を出した時は胸がすく思いがしましたが、今回は、全部のケースで無効と宣言するような判決は出にくいのではないでしょうか。上告審の判断が待たれるところです。

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「地球を考える会」シンポジウム

地球愛・環境とエネルギーの調和を求めて~「地球を考える会」シンポジウムが9月9日(水曜)大阪国際会議場で開催されます。生活者の目線で語って欲しいというリクエストをいただいてパネリストとして参加することになりました。

温暖化ガス(CO2)の削減が世界的な課題となっています。今日の日経新聞の一面に「経済産業省の試算として2020年までに05年比15%削減なら家庭追加負担最大500万円」という記事が載っていました。

2020年まであと11年。その間に、15%も削減するというのは、大変な数字ですからそのような負担が現実的かどうかというのは別問題としても、それくらいの負担がかかるというのはあり得る話でしょう。

例えば体重を1ヶ月で1キロ落とすという目標は、脂っこいものを食べず、なるべく体を動かすというちょっとした工夫で達成可能かもしれませんが、体重を15%も落とそうと思ったら、「ちょっとした工夫」の範囲を超えており、抜本的にカロリー制限の食生活や生活習慣の見直しが必要になると思います。

それを日本全体でしようというわけですから、国民全体の理解をどのように得るのかが喫緊の課題でしょう。今回の選挙で民主党はもっと踏み込んでガス削減05年比30%もの目標を立てていますが、具体的に実行可能なのか具体的な行動計画を示して欲しいなと思います。

温暖化が進めばどうなるのか。日経ビジネス8/3号に「亜熱帯ニッポン」という特集がされていました。北極圏の氷が溶ければ北極海を船が航行できるようになるなど悪いことばかりではないということも書いてありましたが、温暖化による弊害の方がもっと恐ろしいのではないかという気がします。

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弁護士大激変!週刊ダイヤモンドの記事

今週号の週刊ダイヤモンドの特集は弁護士激変。

実名公開!某大手消費者金融会社の過払い返還額ランキングに名前がのっていました。

これまでにもブログに書きましたが、複数の某大手消費者金融の過払い金返還の責任者が事務所にやってきて、返還額についての「協定」を求めにきたことがあり、その際に当事務所が全国ランキングでトップテンにはいっていることを聞いてびっくりしたのですが、あらためてランキングをみるといろいろな思いがします。

この記事は過払い金返還が容易で儲かるビジネスであり、莫大な広告費用をかけて過払い漁りをしてろくに弁護士・司法書士が面談もせず暴利をむさぼっているケースがあるという文脈で書かれているように思います。

「みお綜合法律事務所」では全件1時間の枠を取って弁護士が直接面談をしています。ちなみに私の執務状況はこれまでもブログに書いたことがあります。

隙間のない1日

http://miolaw-sawada.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-aaaa.html

てんてこ舞いの1日

http://miolaw-sawada.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-82bf.html

7月に私が新規で受任した債務整理の件数は36件(一日あたりたったの1.8件)。この数で全国ランキングにはっていることが不思議です。

私は事務所の都合で消費者金融と「協定」を結ぶことはしませんので、1件あたりの過払い回収額も多く、その結果受任事件数の割に過払い回収実績が多いということを胸を張って言えます。

(「協定」というのは、過払い金の請求について、ちょっとでも取引に空白期間があれば一連で計算しないとか、悪意の利息をつけず一律元金の●%で和解してくれたら、請求後○日以内に返金しますという内容のものです。もっと返してほしければ裁判をしなければならず、そうなればお互い時間もコストもかかるでしょうというワケです。しかし、これまで一生懸命返済してきた依頼者の大切なお金なのに、安易な和解は断じてできません)

当たり前のことですが全件依頼者ときっちり面談し、依頼者に心を開いてもらって信頼関係が築けなければ受任できません。女性の依頼者の方が心の重しをおろす過程で涙を見せることも珍しくありません。「苦しい胸の内をやっと聞いてもらえた。解決できる」という安ど感から流す涙です。「さよならローン地獄!」(主婦の友社)で書いたお話はそうやって聞き取ったお話をベースにしました。

私は要介護5の主人の母を介護する関係で夕方6時過ぎには事務所を出なければならず、毎日昼ご飯を食べる間もなく、本当に隙間のないスケジュールで精いっぱい事件をこなしています。

電車広告やラジオ・TVのスポット広告は街にあふれています。借金問題が解決できるんだということがより多くの人の目に触れるようになったのは大変いいことだと思っています。しかし、広告の事務所に電話をしてみたところ、過払いが見込めないケースだと、多額の着手金を最初に払うよう言われて途方にくれてしまったとか、高圧的な対応をされて依頼できなかったという話を依頼者の方からお聞きしたことがあります。

当事務所の新規受任のルートはホームページも多いですが、知人紹介、レギュラー出演しているラジオや私の著書「さよならローン地獄」を読んでという方が大部分を占めています。

「多重債務に苦しんでいる(苦しんでいた)方々に、解決できる方法があることを具体的に伝えたい。私たちを信頼して相談していただきたい」という思いがすべての下敷きにあります。

そして1件1件を全力をあげて事件処理した結果が、知人を紹介していただけることにつながり、そして過払い回収実績の全国ランキングという結果につながったのでしょう。

「過払いバブル」とか「最後の需要掘り起こしに躍起」などという表現がされていますが、過払いをビジネスでやられる方がいるとすれば早く手を引いていただきたいなと思います。

弁護士に相談できず苦しんでおられる方がまだいっぱいいらっしゃるという現実に対して、私ができることを精一杯やりたいと思います。

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五山送り火

Photo Photo_2 Photo_3 宝が池球技場からは妙法の「妙」が真正面に見えました。点灯の瞬間は感動的でした。煙も上がって臨場感あふれる写真が撮れました。裏の小山から舟形と大文字、左大文字(半分だけ)が見えました。

夏ももうすぐ終わりですね。

今月末の高松・岡山のセミナーに向けて、明日からまた普通の日々が始まります。

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世間はお盆休み

みお綜合法律事務所はお盆休みなしで執務しています。電話も余り鳴らないし、みんなが休んでいる時に仕事をするというのもいいものです。たいていの法律事務所はお盆休みですが、当事務所はやっぱり変わっているんですね。

ビル全体が閑散としていてエレベーターも利用者がすくなくてすぐ利用できるし銀行の窓口もガラガラです。

みんなが休むときに一斉に休みを取らなくても、この暑い夏、好きなときに交代で休みを取った方が合理的ですよね。

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庭の花~芙蓉

Imgp1743 庭に咲いていた綺麗な花。

1ヵ月東京に行っていた主人の両親が戻ってきて、いつもの生活が始まりました。

お父さんが大事にしている庭の野菜がどうなってるのか、気になって探索すると大葉がそこらじゅうに繁殖して、ジャングルとなって、何がどこにあるのかわからない状態になってしまいました。私が植えたブルーベリーもどこにいったかわからなくなり、収穫できず。。。

お父さんが植えたキュウリは、50センチ級の巨大なウリになっていくつもぶらさがっているのを発見しましたが、これはお父さんにみつからないように証拠隠滅happy02

写真は、ジャングルと化した庭に凛と咲いていた赤い花。名前がわからないのでお母さんにきくと「芙蓉」と教えてくれました。さすが・・・・なんでもモノシリ。

シンポジウムのご案内ですsign01

有馬朗人氏(元東京大学総長/元文部大臣)を座長とする、『地球を考える会』のシンポジウムにパネリストとして参加致します。

地球を考える会は、持続可能な社会を維持するための地球環境保全等の課題に対して、日本が果たすべき役割は、日本の科学技術の有効利用にあるとの立場から、広く有識者の識見をもとに、再生可能エネルギーなど技術面での貢献などについて検討し提言していく活動を行っています。

シンポジウムについては、下記の日時・場所にて開催予定です。参加ご希望の方は、申込先・申込方法については、下記の通りとなっておりますので、申込の手続きのほど宜しくお願い申し上げます。

◇◆◇◆◇地球を考える会シンポジウム◆◇◆◇◆

日時 平成21年9月9日(水) 13:30~16:00
会 場 大阪国際会議場(特別会議場)  
(大阪市北区中之島5-3-51)
【参加申し込みとお問い合わせ】

http://www.kangenkon.org/event/event.htm

電話 06-6441-3682(平日10:00~17:00)

関西原子力懇談会内「地球を考える会・シンポジウム事務局」

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裁判員事件の判決&相手方に一目置かれる

昨日のブログで判決の予想を12年と書きましたが、結果は15年。事案の内容を詳しく知りませんので無責任な意見ですが、プロの裁判官の判断より重めなのかなという印象を受けました。やはり人を殺すという行為は、重大であり、まさに市民感覚だと思います。

法曹の世界にいると、刑事に限らず民事でも普通では見聞きしないような異常な出来事に数多く接し、不合理な話が事実であったりというような、異常な世界に慣れっこになっています。ですから人を殺すという異常な事態もそんなに異常と思わず、過去の量刑相場だけで判断してしまう傾向があるかもしれません。

今日、某大手消費者金融の過払い部門の責任者のかたが事務所に来られました。要するに任意で和解する際に大幅に金額をカットしてほしいという内容です。「ビジネス系の事務所」はみな応じてくれているそうです。ビジネス系の事務所って何??企業法務を専門にしている事務所かと思いきや「過払いをビジネスとしてやっている事務所」のことだそうです。

過払いをビジネスとしてやっている事務所の実態について、いろいろとお聞きしました。みお綜合法律事務所では、当たり前のことですが、原則全件弁護士が1時間の枠で面談を行っております。債務整理は過払いも含め依頼者の経済的更生を目的としており、過払い案件だけを選んで受けるというようなこともありません。こんな当たり前のことが当たり前でないなんて、許せません。

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裁判員裁判

裁判員事件第1号の事件の審理が始まり、連日法廷の様子がドキュメント報道されています。被告人が起訴内容を認めており、情状と量刑が問題となる事案のようですね。

裁判員事件でなければ、大々的に報道される事件ではなく、プロの裁判官により粛々とすすめられていたでしょう。裁判員が質問したとか、その内容がどうとかということが盛んに取り上げられていますが、そんなにいちいち質問内容まで報道しなくてもいいのにと思ってしまいました。裁判員の方の重圧も大変なものでしょう。

肝心の量刑ですが、相場感覚から言えば、計画性がなく偶発的な事件で殺意がさほど強くないということであれば、12年くらいかなと思います。最近は厳罰化の傾向がありますのでもう少し重くなるかもしれません。

量刑の相場表を裁判員にも見せるようですが、そうすると結局何のための裁判員制度なのか、裁判員候補者も含め多くの人を巻き込んで大騒ぎして結果は同じということになるんでしょうか。

民主主義とはコストがかかるもの・・・それでいいんですよね。

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タイムスリップしてきました

昨日は西宮北高校(8回生)を卒業してから28年ぶりの同窓会がありました。180人以上が参加して盛大な会となりました。

地元の高校ですので小学校・中学校・高校と同じだった人もいっぱいいて、久しぶりに会った嬉しさで胸がいっぱいになりました。

私が中学1年生の時に「弁護士になりたい」と言っていたと教えてくれた友達がいました。自分としては主婦からある日突然思い立って弁護士になったと思っていたのですが、そんなことを言っていたときいてちょっとびっくりしました。

高校2年の修学旅行の時にわたしが、寝酒用にウイスキーのミニボトルを持っていってたという話も聞きました。私は、高校の時は優等生だったとばかり思っていたのにそんなことをしていたときいて、これまたびっくりしました。

昔の思い出話を互いに言い合って28年前に一気にタイムスリップ。楽しいひとときを過ごしました。

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